聴覚過敏は厄介で困っています。

発達障害ASD)と知る前、

私は自分が感覚過敏があることを知りませんでした。

知らなかったというより、当たり前のことだと思っていたのです。

 

最も顕著なのは聴覚過敏なのですが、

特定の音は耳が痛くなったり、ものすごいストレスを感じたり、

カフェなどの場所では目の前で話してる人の声と、

遠く離れた席の人の話し声が同じくらいの大きさに聞こえてしまい、

友人との会話が聞き取りづらいということは昔から当たり前でした。

それが発達障害が原因だったと知ったのは最近のこと。

 

私が特に苦手とする音は、

赤ちゃんや子ども、女性の甲高い声。

そしてロック系の機械音。大勢の人が一斉に話す場所などです。

とにかくものすごいストレスと疲れを感じてしまい、

その場所から逃げ出し、一人静かな場所に避難する。

そんなことは日常茶飯事でした。

 

さてさて。

ご存じの通り、私は今6歳男児と共に生活をしております。

6歳男児にうるさい静かにしろと言っても、できるわけない。

逆にある意味それは虐待になってしまいます。

でも、私も限界を迎えておりました。

子どもはいちいち生活音も大きく、叫ぶことだってある。

ストレスで泣いたことも数知れず...

本気で悩んでいたのです。

 

そこでここ数ヶ月、ずっとパートナーと解決案を探り、

いろんなことを試し始めています。

まず、土日など一日中子どもと時間を共にするのはストレスが大きいので、

土日は私は実家に避難することだったり、

アパートに避難部屋を確保し、ストレスがたまったら逃げていいことにする。

その部屋は荷物置き場になっていたため、

エアコンをつけ、ニトリでくつろげるセットを買い、

例え家事をやらなければいけない状況の場合でも、

ストレスで体調を崩すくらいなら、家事をやらずに逃げて良い。

そう、パートナーから許可をもらい部屋造りをしました。

 

こんな事を書くと、「子どもが可哀想」という声も聞こえてきそうです。

誤解がないよう言っておきます。

私は決して子どもに対し愛情がないわけじゃないのです。

 

簡単に例えるなら。

猫が好きなのに、猫の毛アレルギーで、

長時間一緒にいたり、しっかり掃除をするなど対策を講じないと、

体調に影響が出てしまい、一緒にいられなくなってしまう。

そういったイメージでしょうか。

 

発達障害は人それぞれ困難も悩みも違いますが、

治療して治るものでもないので、対策するしかないんですね。

自分の現状を受け入れ、うまく付き合っていく。

時々苦しくて嫌になることもありますが、

理解してくれるパートナーや家族がいてくれるおかげで、

私は私のまま生きていていいのだと、思えます。

 

それではまた。