「友達100人できるかな~♪」って歌、大嫌いでした。

昨日書いたFIREに関する内容で、「質素倹約」の部分で、

私は交際費がかからなかったのも大きいと書きました。

 

子どもが寝静まった後の夜、パートナーと晩酌しながら、

いろいろ語り合うのが毎日の幸せなひとときなのですが、

その時にその「交際費」の話をしたのです。

 

その時に、パートナーが面白いことを言いました。

「自分はひとり親ということで、仲良しのグループから

遊びに誘われないことが度々あり、それに気付くと結構ショックで。

友達が少ないことがコンプレックスに感じることもある。」

 

なんですと!?

 

私なら逆に「あぁ~面倒に誘われなくて良かった」と安堵するような状況を、

健常者のパートナーは「寂しい」と感じていると知ったのです。

 

よく考えれば、子どものころから遠足が嫌いでした。

だって、みんなでレジャーシートの上で一緒にお弁当食べたり、

行き帰りのバスでは誰かが隣の席に座り、おしゃべりがある。

中学生以上になると、数人のグループごとの行動になり、

数人グループで一緒に行動しなければならない。

1度グループから離れ一人で行動したら、先生からめちゃ怒られました。

クラスの中でも仲良しグループってのが必ずできていて、

みんな揃ってトイレにも行くし、お弁当も食べる。

 

まぁ男子にはもしかしたらあまりない行動なのかもしれませんが、

女子はとにかくグループ行動が大好き。

 

私はそれが苦手で、昼休み等は図書館に一人逃げたり、

体調不良と嘘ついて保健室に逃げたりしておりました。

 

パートナーが言うには、

世の中は「友達が少ないことは恥ずかしい」という価値観があると。

もちろん全員がそう思っているわけではないですが、

例えばSNSでも「いいね」の数が気になったり、

友達がいないって何かいけないことのような雰囲気があるらしいです。

 

しょせんその友達って言っても、言いたいこと言い合って

ケンカできる友達なんてほぼいなくて、女性の場合は、

旦那の愚痴とか、誰かの噂を話すだけでしょ?

相手の意見に異議を感じても、黙って微笑んで「そうだね~」と

相手の意見に同調するフリをしてみたり。

 

私はそんな関係を「ダメ」とか否定したり、見下してるわけじゃないです。

私にはどうしてもできないことを、できてる人はすごいと思うし、

でも、そんな表面上の友人でもいないと寂しいと感じてしまうのは、

なんだか「普通はこうだよね」って価値観に惑われ、

勝手に「友達少ない人はダメ」って思い込んでないかな?と、

気になったりするのです。

その元凶が、「友達100人できるかな~♪」のあの歌な訳です。

 

それがどうしてもできないのが自閉症の私。

言いたいこと言ってしまう。本音をズバズバ言ってしまう。

だから嫌われる。面倒な奴だとだんだん無視される。

 

ところが外国人は逆でした。

私が本音で言うことで、何度もケンカしたりしますが、

「他の日本人と違ってぴかは本音がわかって面白い」と言ってくれたり、

そんなおかげで、韓国人とも何度も歴史や政治関係でケンカもしましたが、

人間と人間同士の深いつながりを感じる友人となっています。

何度もケンカし、何度も泣き合い、まるで姉妹のような関係です。

インドネシア華僑の友人も同じです。ケンカした数計り知れず。

 

結婚式参加したくないから誘わないでね!

そう言っても、「わかったよ!ぴかは誘わないから安心して」と、

笑顔で今までと変わらない付き合いをしてくれるのも今のところ

外国人の友人だけです。

 

自閉スペクトラム症の典型的な事例かもしれませんが、

私はまず、友人関係を築こうという意欲すらありません。

友人が欲しいと思ったこともなければ、寂しいと感じることもない。

家族のように本音でぶつかれる人であれば、時々会うのは楽しい。

それくらいの感覚です。

 

友達、少なくてもいいと思います。

友達、ゼロ人でも全く問題ないと思います。

大切なのは、自分が幸せかどうかです。

友達と話す時間が本当に自分にとって豊かで幸せを感じる時間なのであれば、

友人を大切にし、友人付き合いは是非続けるべきだと思いますが、

気を遣う相手なのであれば、友人の断捨離もありだと思います。

 

子どもに「友達100人できるかな~」なんて歌、歌わせちゃいけないですよ。

これが変な価値観を作っちゃうわけですよ。

と、勝手に私は思います。

 

それではまた。