とにかく人付き合いが苦手です

今日は発達障害ASD)の自分のことについて書いてみます。

 

小学校低学年頃には、記憶に残っているハッキリとした症状がありました。

「女の子友達とままごと遊びができない」

これ、もちろんその時はわからないのですが、

想像しながらごっこ遊びって、何が楽しいかさっぱりわからず、

気付けば遊びに誘われなくなり、いつも家で1人で遊んでいました。

 

高学年から体調不良が多くなり、学校も休みがちに。

中学生時代は不登校で、限られた家族内でのコミュニケーションのみ。

高校はかろうじて単位ギリギリで卒業しましたが、

1人で図書館に行ったり、とにかく単独行動が多く、

部活動も集団行動でルールが多く、1ヶ月で辞めてしまいました。

 

18歳からフリーター。

仕事は1~2年程度で辞めてしまうことが多く、

何より苦手なのは仕事外でのお付き合い。飲み会とか、結婚式とか。

結婚式は最も苦手な1つなので、そこから逃げる為に退職することもあり、

とにかく私は集団行動ができず、普通の人が普通にする人付き合いができません。

 

記憶は曖昧ですが、恐らく中学生くらいの頃には

「私は子どもは産まない」と決めいていた気がします。

理由ですか?

「入学式、卒業式、親子参観、ママとも付き合いができない!無理!」

子どもが学校に行くようになると、そういう行事が発生します。

そもそも自分が子ども時代にできなかったのに、

大人になって、子どもの為に頑張って無理なんてしたら、

きっと私は壊れます。笑

 

同じく恋愛も長続きしないことが多かったです。

ただ、30歳前後から恋愛はちょっと変化してきました。

発達障害とはまだ知りませんでしたが、自分の欠点をよくわかってきていたので、

それを全面的に話しても平気な人としか、

友人にしても、恋人にしても、付き合うことをなくしたからだと思います。

 

休職中の現在、何が一番楽かと言うと、

パートナーや家族、親族以外の人間と接しなくて良いことです。

通院はしているので、病院にはいきますが、それは機械的にこなす感覚。

この気楽さを覚えてしまうと、もう社会に出れなくなる気がします。

 

出産、結婚、引っ越し、何かとお祝い事がつきものの人付き合い。

その度にお祝い品を選び、会っておしゃべりをする。

あ~考えただけでも頭痛、苦痛でございます。

 

私は家で自分のペースで家事をしたり、

こうしてブログを書いたり(文章を書くことは昔から好きでした)

家族や身内の喜ぶことをしてみんなの笑顔をみたり、

そんな穏やかな平凡な生活がしたいだけ。

 

なんで40歳無職、独身ってだけで変な目で見られるのでしょうかね?

わたしは確かに発達障害ではありますが、なかなか面白い人間ですよ?

 

もしも、親戚中が自営業でなく、投資や税金知識が遠い世界の話で、

普通のサラリーマン家庭で母が専業主婦のような家庭だったら、

おそらく「金銭管理」も苦手で、お金はあるだけ使ってしまう、

そんなタイプだったと思います。

発達障害者は金銭管理が苦手な人が多く、貧困も問題になっていますが、

私がその問題と無縁だったのは、

家族が小さな頃からお金のコミュニケーションを当たり前にし、

会社の利益、経費、税金、そういうことが全部夕食時の話題になり、

自分が労働する対価でお金を稼ぐ以外に、

お金に働いてもらうということを当然のように教えてもらったり、

お小遣い制ではなく、自営業の仕事を手伝えばお給料のようにお小遣いがもらえ、

そのお金の価値というものを小さな頃から感じていたからかもしれません。

 

会社員は働けば翌月にはお給料が必ずもらえます。

自営業は働いたお金が3ヶ月~半年後に入るというのは当たり前で、

相手方が倒産すれば一円の利益もなく、逆に赤字になることだってあります。

私は子どもの頃から、それを当たり前に見てきました。

だから今でも、誰かの為に何かを提供し、その対価がすぐもらえるとは思わず、

いつか何らかの形で助け合えれば良いという感覚になっています。

 

毎月お給料は必ず入るわけじゃない。

だから今あるお金は、経費支払い、従業員給与の為にとっておく必要がある。

自分達の贅沢品は、本当に利益が出てからしか購入しない。

そのおかげで、金銭管理ができるようになり、

まずは「種金をつくる」という発想があり、

そのお金に働いてもらえるいい方法を考えるという世界を知れたわけです。

 

そのおかげで、人付き合いをもう無理にする会社員になる必要がないくらい、

資産形成することができました。

本当に毎日が気楽で、私はとにかく今「自由」です。

実質的には休職中でまだ退職はしていませんが、

退職までも残り数ヶ月というカウントダウン。

 

発達障害で苦労する部分、正直今でも非常に多いです。

でも、そんな自分でも楽に生きられる選択肢を作れたことは、

自分の環境や、周りの人の協力のおかげでもあると感謝が尽きません。

もちろん私自身も投資や税金は相当勉強しましたし、

会社員時代も昼休みはいつもそういう本ばっかり読んでました。

自分の努力もあります。

 

世の中の常識を疑い、周りの人がやってる「当然」を疑い、

自分なりに自分の幸せや本当の心の欲求を静かに見つめ、

コツコツ時間をかけて築き上げていく。

それがリタイアできる人の多くに共通するのかもしれませんね。

 

それではまた。