発達障害でもアーリーリタイアをするには?
発達障害のうち、特にASD(自閉スペクトラム症)傾向が強い場合、
リタイア生活はとても快適だと思います。
私の日常の困り事で、
これは発達障害が関係してるな
と思うことは主に下記の5つ。
・早起き、規則正しい生活が苦手(睡眠障害になりやすいため)
・大事なことでもすぐ忘れてしまう
・人混み、音の大きい場所が苦手(聴覚過敏による)
・予定の急な変更に心が対応できない
・社会性が乏しく、コミュニケーション能力に欠ける
これだけ見てみても、
一人で静かに過ごすことがストレスにならないってわかります。
また決められたスケジュール通りに動くには、
恐らく人の何倍も努力が必要になってくることから、
会社員生活は本当にしんどかったな~と思うのです。
私はADHDの特性でもある注意欠陥もあります。
物忘れが多く、基本的に2つのことは同時にできません。
先輩に教えられながらメモを取るなんて絶対にできなくて、
メモしていたら話が聞けないし、話を聞いていたらメモなんてできない。
学校の授業でもこれができず、ノートはいつも真っ白。
皆が必死でノートを書いているのに、私の手は動かない。
そんな子でした。
一見、発達障害があるようには見えないのですが、
日常の細かな部分で本当に壁にぶつかることが多く、
発達障害とわかる前は、怠け者や、出来損ないと思っていました。
頑張っているのに、頑張りたいのにできない。
そんなジレンマにずっと苦しんでいました。
リタイア生活を始めてから、
発達障害での困りごとが、困りごとと思わなくなりました。
無理して社会になじむ必要がないからです。
無理して他人と関わる必要もないからです。
早起きは苦手ですが、それでも可能な限りリズムは崩したくなく、
毎朝7時には起きるようにしています。
ただ、しばらくボーッとしてしまうのはしかたない。
気が済むまでボーッとして、ゆっくりコーヒーを飲めます。
その後、スイッチを入れるために、
洗濯、掃除、ストレッチを日課にしていますが、
その後、ずっと家にひきこもっていても、何も問題はないわけです。
「困った」と感じることも以前より少なく、
ADSだからこそ、誰とも話さなくてもけっこう平気。
これはリタイア生活との相性は最高だなって思うのです。
ただ、ここで大きな問題になってくるのは、
発達障害があると、社会性に欠けるが故に、
どうしても転職が多かったり、まともに仕事ができず、
資産が貯まりにくいということです。
私も仕事は転職ばかりでしたし、学校も不登校児だったので、
本当に低収入でずっと働いてきました。
資産を形成するのに、何が大きく違ったかというと、
もうこれしか思い当たりません。
・20歳から資産運用を始めた
・自己投資をし続けた
・倹約しても「幸せ」と思える心を養った
20代で短期アルバイトしながら生活した日もあれば、
転職に失敗し、しばらく引きこもった時期もありました。
そんな時でも、私はこの3つは続けていました。
そしてこの3つを続けるのに必要不可欠だったのが、
読書でした。
他の人とひとつだけ違うことをやったとしたら何?
そう聞かれたら、「読書」と答えます。
通勤時間、休憩時間、休日、
周りがテレビを見たり携帯を見たり愚痴ってる間、
私はとにかく読書をし続けていました。
これが決定的に思考が変わった大きな理由です。
でも、これって10年単位の結果なんですよね。
10年以上、コツコツと積み重ねてきたもの。
投資も同じです。2~3年で利益なんて出ないことが多い。
1年だけで物事を見ると、変化は少ししかないけれど、
5年で見れば、多少の変化が感じられ、
10年で見れば、大きな差になっている。
何事もそうですが、続けることが本当に難しく、でも重要です。
20代は種まき期だったので、変化は大きくありませんでしたが、
30代になってから、この読書効果がハッキリと出てきたのです。
もちろん、読むだけでは意味がなく、
実践し続ける事が最大のポイントにはなりますが。
読書をし、行動する。
これで本当に人生が大きく変化しました。
学歴も収入も、正直あまり関係ないと今は感じています。
やってやれないことはない。
ただやり続けることができるのは、ごく一部の人。
だって面倒だし、大変だし、行動するってやはり勇気が必要です。
人間は変化を恐れ安定にしがみつこうとする性質がありますが、
その現状維持バイアスを打ち破るのは、自分なのです。
行動を起こし、失敗しても続けた人だけが見られる世界。
どんな世界でも、望みを叶えようと思ったら
変化を恐れず行動し続けることが必須なのです。
私はこれからも失敗続きの人生だとは思いますが、
やりたいことがあれば、5年10年単位で行動すると思います。
※本当にやりたいことじゃないと、私も続きません。
それではまた。