友人の夫に対する不満に同情した話

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友人の夫に対する不満を聞きました。

 

友人(A子)は結婚5年、保育園の子どもがいます。

妊娠がわかってから仕事(正社員のサービス業)を退職し、

出産し子どもが2歳からパートで年収100万程度働いています。

 

夫はA子のママ友の中ではそれなりに評判が良く、

(単純に真面目に働き、家を建て、愛想が良いから)

A子は夫に不満はあれど、日々我慢をしていました。

 

問題はある日、家事分担で夫婦ケンカになったとき、

夫はA子にこう言いました。

 

「俺みたいに稼げればもう少し家事やってもいいけど

俺より年収少ないんだから、それくらいお前がやって当然だろ」

 

という発言です。

 

この夫、「俺は家事をやっている」と大きな態度。

その家事を聞くと、

文字通りの「ゴミ捨て」と「風呂掃除」です。

 

この文字通りというのは、

A子がまとめたゴミを「近所のゴミ置き場に捨てに行く」こと、

風呂掃除は「浴槽をスポンジで洗う」こと。

正直、こんなのゴミ捨てでもお風呂掃除でもないですし、

家事分担の1~2%しかやっていないくらいです。

 

100歩譲って、夫の年収が50倍くらい多ければ、

「俺は家事をやっている」と言われても納得ですが、

せいぜい年収にして5~6倍程度。

 

ゴミ捨てとは、

・ゴミの分別

・家中のゴミ集め

・ゴミ出し

全ての作業をゴミ捨てといいます。

 

空き缶や瓶類などは、捨てる前に洗いますし、

不燃物や、資源回収、燃えるゴミなど分別をしなければならず、

捨て方も地域ごとに違いますが、細かいルールがあります。

それら全てを担当して立派に「ゴミ捨て」をしてると言えます。

 

風呂掃除も同じです。

・浴槽、壁、床、風呂桶、椅子掃除

・毎日じゃなくても換気扇掃除、蛇口や鏡の湯垢掃除。

・シャンプーなどの残量確認、詰め替え、更に不足分の買い物

これら全て何も言わずにやってくれて「風呂掃除」としてると

堂々と言ってもいいと思います。

 

たかが、文字通りの「ゴミ捨て」や「風呂桶掃除」を

しているくらいで、こんな偉そうなことを言われたら、

A子が「プチン」と切れるのも当然。

 

しかもです。私は思うわけです。

A子だって、元々はそれなりに年収をもらっていましたが、

サービス業で1日立ちっぱなしでトイレ休憩もままならず、

妊娠も30代後半だったので、やむを得ず退職したのです。

 

これは夫婦共同の責任であって、

「俺より稼ぎが少ない」と夫は絶対に言っちゃいけないし、

確かに年収は少ないけれど、

1日5時間程働いており、家事育児に大忙しで、

毎日朝から晩まで自分の時間もなく、

ゆっくり座ってテレビを見る時間もないのです。

A子の方がよっぽど忙しい毎日なのです。

 

私もさすがにぶち切れてしまいました。

 

家事分担のケンカでA子の苦労を理解しようとせず、

「俺みたいに稼げないくせに文句を言うな」と言い放ったわけです。

 

こんな発言をするような人格の人ですので、

普段の生活の中でも、何気なくA子を見下しているわけです。

それが些細なことですが言動に表れています。

 

A子は言います。

「そうだね、ごめんね。」とその場は笑って誤魔化したけど、

私がそれ以上言い返さず謝ったことが、そもそも危険信号だって、

夫は気付いていないからね。

この発言を聞いて思ったんだよ。

この人の根本的な人格は変わらない。

見下していることにも気付かない。と。

 

A子は言い返しても、もう無駄だと思っているわけです。

そんなことで争う気力すら失ってしまっています。

今まで何度も言い争ってきて、A子はもう諦めているのです。

 

今はまだ勢いで離婚するには準備ができていないけど、

仕事とかある程度見通しがついたら、もう離婚しようと思う。

A子はかなり強い決意でした。

 

からしたら、「こんな些細なこと」かもしれませんが、

何が一番問題かって、つまり「妻を見下してる」わけです。

夫婦は平等でもなく、共同作業じゃないわけです。

またA子の苦労や悲しみを知ろうともしないのです。

 

A子は自立心が強い子ですので、

「離婚」という決断ができるわけですが、

実は同じような不満を抱えているのにもかかわらず、

経済的な理由で離婚できず我慢してる女性は多いと思います。

 

そんな時でも、自分に資産があれば、

何も自分を見下す相手と一緒に暮らす必要はないわけです。

 

この友人の話からも、

私はますます、女性の資産形成の重要さを認識しました。

 

話を思い出すだけで私もイライラしてきてしまいますが、

離婚を決断できるA子でよかったと思っています。

「嫌いな人との生活を我慢するより、自分の人生を生きる」

そう言える友人を応援したいと思いました。

 

それではまた。

 

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