20代前半の頃は、将来富裕層になることを夢見て、
年収1,000万超を目標に、
本田健さんの「幸せな小金持ち」に大きな影響を受け、
好きなことで食べていける方法を必死に探した20代。
(それでも20代の現実は転職ばかり繰り返すダメ人間)
幸か不幸か、私の周りには富裕層が多く、
彼らと同じ「経験」をしようとすると、お金がかかります。
でも、富裕層の生活が羨ましくてたまらなかった20代。
25歳くらいの時、やっと資産が500万円を達したくらいの時です。
身内から「モルディブに一緒に旅行に行かないか」と誘われ、
500万で金持ち気分になってしまっていたバカな私は、
アホみたいに贅沢な旅行を実費で経験しました。
宿泊したホテルは以下2カ所(現在のホテル名)。
飛行機乗り継ぎで寄ったシンガポールでは、
4泊5日くらいの日程でしたが、1人総額150万超の旅行でした。
当時の資産を一気に減らした経験ではありましたが、
全てが贅沢だったこの旅行は、本当に貴重な体験でした。
モルディブのホテルでは有名野球選手が家族で来ていたのもあり、
「そうか、富裕層はこうやって休暇を過ごすのか」と、
富裕層の生活を垣間見た経験でもありました。
また30代中頃、中国語の通訳で、
富裕層のプライベート通訳を請け負った時、
フォーシーズンズホテル・杭州・アット・ウェストレイク
のヴィラに2泊宿泊させてもらいました。
1泊25万くらいだった気がします。
ディナーもホテル内だったので、総計はかなりの金額のはずです。
(これは通訳の仕事で行ったので、実費ではありません)
またこの他にも、贅沢を味わう経験をそれなりに重ねました。
上には上がありますが、
私にとってはいずれも「贅沢の極み」のようなホテル体験。
1食3万円もするような贅沢なディナーや、
2~3万円するようなエステ。
経験する前はすごく憧れ羨ましく思ったこの「体験」が、
実際に体験してしまうと、
本当にすごく不思議なのですが、
「もういいや」と興味がなくなってしまったのです。
着飾って堅苦しい豪華ディナーよりも、
ぽかぽか陽気の中で、ジーパンで、
例えば高原や大きな公園の芝生の上で、
手作りのお弁当を食べる方が幸せだって思っちゃったんです。
お金をかければ、どれだけでも贅沢は味わえる。
でも「お金」で解決できるし、手に入れられてしまう。
それって価値があるのだろうか?という疑問が生じました。
この「贅沢の極み」の体験は、私にとって、
お金で手に入れられる物の一種の「虚しさ」の体験でもあり、
それを手に入れる為の、富裕層なりの苦労も多く、
(事業経営はリスクも責任も私の想像以上です)
私はそれよりも、平凡でも平均以下の生活レベルでも、
「心の豊かさ」と「自由」を得たいと思えた体験でした。
贅沢を経験しなければ、私はこの境地には達しなかったと思います。
ですから150万円超の贅沢旅行も、今思えばいい投資でした。
贅沢を体験すると、その贅沢をまた味わいたいと思い、
その為に必死に努力したり、
リスクを負って投資する人もいますが、
私は逆のパターンでした。
ある意味、これが私の個性なのでしょう。
でも一度は贅沢を経験しないと、
本当の意味で「贅沢に興味はない」とは言えません。
ただの「ひがみ」に聞こえてしまいますよね。笑
それではまた。
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