仕事を辞める決断ができた上司の一言

 

今朝ふと前職のことを思い出しました。

私が仕事を辞めたのは

「早くリタイアしたかった」からです。

きっとこれはどこの職場にいても同じように思ったでしょう。

 

しかし。

想定より5~10年早く決断しました。

その決断できた?キッカケを思い出したんです。

 

私の前職は全従業員で300人程の中小企業。

私はそこで総務・労務の責任者をしていました。

 

事務のトップは定年直前の男性。

真面目な人だとは思いますが

休日出勤や毎日12時近くまで残業し

(家庭は不仲なようです)

事務全体が帰りづらい雰囲気を作っていたおじさん。

そしてとにかく「経費削減」が大好きなおじさんでした。

このおじさん上司に日々不満は抱えていましたが

黙って耐え抜いていた私。

自分の部下を守るために頑張ろうと思っていたのです。

 

ところがある日。私はついにプチンと何かが切れました。

 

会社の封筒ってありますよね。社名入りの。

経費削減大好き上司はこの封筒を外部に委託せず

よく学校にあるような「印刷機」で事務内でやれと言っていたのです。

もうこれは創立以来ずっと続く伝統みたいなもの。

そしてそれは総務部担当。

 

私の前々職は従業員20名程の小さな会社でしたが

そこですら社名入りの封筒は外部に頼んでいたので

最初は「え?」と思いましたが

素直に逆らわず何年も続けておりました。

 

元々腰が強くない私は

実はこの数年の間に

この大量の封筒印刷が原因でギックリ腰になり

何日か会社を休んでしまうことがありました。

 

交代でやっていた同じく部下2人も封筒印刷で腰を痛め

何度かこのおじさん上司に理由を説明し

「封筒印刷を外部に委託できないでしょうか?」

と、印刷会社の見積もりまで出してもらって

過去に何度か掛け合ったことがありますがダメ。

仕方なくいろいろ方法を考えながらやっていました。

 

そして昨年7月。

支社が増えいつも以上の大量の封筒印刷を短期ですることになり

部下と自分自身を守るためにいつもより強く、でも冷静に

「これをやったら私たち全員腰を痛めてしまい

本来の仕事ができなくなる可能性があります。

お願いですから外部委託を検討してもらえないでしょうか」

とお願いしたのです。

 

するとこの上司。

私の強めの口調が気に入らなかったのか

顔を真っ赤にし、鼻の穴を膨らませ

私に言いました。

 

「外部委託する金がもったいない!」

そして次に

 

「そんなにできないと言うなら俺が手伝ってやる!

でも印刷機の設定準備を全てやってくれないと困る。

腰を痛めるような作業だけは手伝ってやる。

そんな仕事はいつもの業務が終わった深夜だ!

総務も残ってやってくれ!」

 

こいつアホか。本物のバカか。

ってかこれはもうイジメだな。

(私の心の声)

 

本気でそう思いました。

部下の体調より数万円のお金が惜しく

封筒印刷のために深夜まで残れという。

ちなみに私の部下は小さな子どもがいるママで

いつも可能な限り定時で上がってもらっている人。

どう考えてもイジメ。

 

部下の身体なんかどうでもいい。

部下の家庭や家族もどうでもいい。

 

この上司はこういう人なのだと

遅ればせながら悟った瞬間でした。

 

そして「わかりました」と静かに答えた

私の心の中はもう既に「もうやってられない」と

静かに何かを決断していました。

 

そしてその数日後です。

突発性難聴になったのは。

もう休んでやろうと思えました。

無理なんかするものかと。

そこからの休職⇒退職でした。

 

部下から聞いた話ですが

私が不在で結局その後は封筒印刷ができず

(本来の業務が多忙で部下2人は印刷なんかできない)

最終的に外部委託することになったらしい。笑

 

このおじさん、本当にアホだと思います。

意味不明の「意地」で私の退職を早まらせ

私がいないことで、業務がもっと多忙になり

いろいろ外部委託しないといけないという始末。

 

私からすると

「もっと早く決断すれば良かった」とも思いますが

このおじさんのおかげで?

リタイアを想定より早く決断できたので

終わりよければすべてよしとします。

 

休職をしようと決断した時点で

この「おじさん上司」のことはすっかり忘れてしまい

私は逆にリタイアする風向きになったことに喜んでいたので

腹立つことも、思い出すことも忘れいていました。

 

ので、自分のメモのためにも

思わぬ早くリタイアする決断ができた出来事を

記しておこうと思いました。

 

それではまた。

 

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人とのつながりを楽しんでいる最近の私

会社員をしていた頃の自分自身の認識は

「人間関係が面倒くさい独り好き」でした。

 

確かにあの頃は利害関係の人間関係が多く

日中に多くの人と接するので

帰宅する頃にはグッタリと疲れており

夜や休日に友人と会うのも億劫に感じました。

 

でも最近ちょっと変化があります。

リタイア生活も何ヶ月と続くと

特に平日は家族以外誰とも話さないことも多く

それが何日も続くこともあります。

利害関係なんてゼロな毎日でストレスがありません。

 

そしてここ2週間ほど

昔の友人や知り合いと会う機会が多く

おしゃべりを楽しんでいる自分がいます。

 

発達障害、しかもASD自閉スペクトラム症)とは

信じがたいような光景です。笑

 

いつもと違う人と長時間話すと

確かに疲れます。

(そしてブログは放置になる。笑)

でもそれもまた心地良い疲れに感じる。

 

昔はストレスに感じていたことが

生活環境が大きく変化すると

ストレスじゃなく逆に楽しいと感じる。

こんなことってある?

と自分でも驚いています。

 

今の私なら

ブログやネット上で親しくなって

人間性が信頼できる人となら

「会いませんか?」とお誘いをうけても

同性に限りなんならオッケーなんじゃないの?

というレベル。

 

へぇ~この私がね。不思議。

 

相変わらず子ども関係のご近所付き合いは

ものすごく苦手です。

 

これはきっと

「下手なことをしたら子どもに影響する」

というストレスが原因だと思います。

また波長が合う合わないに関係なく

子どもが同級生or近所というだけの理由で

嫌でも話さなければいけないのも大きな理由。

 

でも単純に私自身の人間関係ならば

「私が嫌いなら離れてくれればいい」

と割り切れますので何も気になりません。

 

今後新たな人間関係が増えるかどうかはわかりませんが

人間関係を億劫に感じてた私はもう過去の人。

 

もちろん不特定多数の人と関わるのは嫌いだし

大勢が集まりワイワイするような場所は苦手ですが

個人的な「つながり」は大切にしたいと思えます。

 

2年前とは大きく異なる私

 

こんな新たな自分で

新しい人間関係ができるのも

楽しいかもしれないですね。

 

それではまた。

 

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外国人だった元恋人とのケンカの思い出

 

私は30代の約7年間、某アジアで暮らしました。

その頃お付き合いしていた私の元恋人は外国人です。

9年お付き合いし、最終的には国際遠距離を大きな理由に

お別れすることになってしまったのですが

その元恋人と同棲を始めた頃のお話。

 

日本ってどこの家でも「玄関」がありますよね。

しかしこれって実は世界的に見てちょっと特別。

ほどんどの国はちゃんと境目のある玄関は存在せず

玄関=入り口”付近”

みたいな場合が多いと思われます。

 

つまり、靴を脱ぐ場所というものがなく

これは国によって考え方は様々ではありますが

完全土足オッケーの場合もあれば

ある程度家の中と外を分ける

そんな感覚の人たちもいます。

 

外国人同士のお付き合いって

本当に文化の違いが大きくて

それが理由で様々な問題が起きるのですが

この「玄関」問題、私は数年に渡り悩みました。

 

私はどうしても「土足」で家の中なんて

考えられないちょっと潔癖な日本人。

相手は「だいたいでよくない?」とアバウトな外国人。

 

外国のアパートにそもそも「玄関」は存在せず

外の扉を開けて一歩入れば部屋なわけです。

 

そこで私、その入り口に大きめのマットを敷き

その横に簡易的な靴箱を用意して

「このマット上で靴を脱いで。靴は靴箱へ。

マット以外の部屋の中は土足厳禁」

というルールを設けました。

(日本では当たり前で説明する必要すらない。笑)

 

その家は一面タイル張り(大理石風)で

フローリングとか絨毯というものはどこにもなく

自分で境目を作らないと「玄関」は存在しないのです。

 

ところが相手は外国人。

一応私のルールに従うと約束はしてくれても

例えば外出するときに

「あ!忘れ物した!」

と部屋に戻るとき

見事に土足のまま部屋に入っていく。

 

または靴は適当にマット”付近”に脱ぎっぱなし。

靴箱にも入れず揃えることもしない。

時にはひっくり返っていることすらある。

 

そんなことは日常茶飯事。

 

「ちょっと!靴脱いでよ!」

「靴は靴箱にね!」

と文句を言うと

「え~これくらいいいじゃん」

と怒る私に理解できない様子。

そして玄関の”境界線”もなかなか守ってくれない。

その度にタイルを水拭きする私。

何度も何度も必死で説明し掃除する私をみて

数年かけてようやく「境界線」を

守ってくれるようになりました。

 

日本では考えられない

当たり前すぎて問題にもならないことが

外国人とのお付き合いには問題が生じました。

 

文化の違い、外国語でのコミュニケーション。

本当にそれだけで日々疲れることもよくありました。

 

思い出すだけで

「エネルギー使ったなぁ」って疲れます。笑

 

日本に帰国して初めてお付き合いしたのが

今のパートナーなんですけど

「日本人ってこんなに楽だっけ?」

ってすっごく思いました。

 

全てが当たり前じゃない外国では

何もかも「言葉」にして伝えないと伝わりません。

しかし日本人が相手だと

生活の3割くらいは

言葉にしなくても何も問題にならないのです。

問題になるのは「個人の習慣」くらいです。

 

今では逆にそれが「当たり前」になってしまいましたが

最初はそれだけでも「神!」と思って感動していました。

 

もちろん「外国人の方がいい」と思う部分もありますが

やはり同じ日本人同士は気楽ではあります。

毎日「白米」でも何も問題になりませんしね。

(個人の感想です)

 

玄関と部屋がしっかり区切られていて

靴をキレイに並べる習慣がある日本人。

 

あぁ日本はだから綺麗なんだろうな。

 

そんなことをふと思うのでした。

 

それではまた。

 

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子どもと離れて平日夜のおひとり様時間

何度も話題にしていますが

私は小さい子どもが苦手です。

 

一番大きな理由は聴覚過敏の影響ですが

子どもの声が辛いのと

あとは単純に子どもが昔からそれほど好きではなく

自分では絶対に出産しないと決めていました。

 

でも人生とはわからぬもの。

パートナーの子と一緒に生活するようになり

在宅時間の多い私は必然的に

子どもと一緒に過ごす時間も多くなります。

 

普段はそれなりに親業を務めています。

が。

これがまた時々発狂したくなるほどの

ストレスが襲ってくるのです。

 

息子はとにかくおしゃべり好き。

何でも「見て見てー!」と

とにかくずっと話しかけてきます。

 

息子が帰る14時頃からは

家の中が静かになることなんてあり得ません。

それが限界となり...

 

夕方16時

息子にちょっとオヤツを準備して

仕事だからとお留守番をお願いし

(1年生になり1~2時間はお留守番ができるようになりました)

パートナーにLINE。

 

「夕飯は冷凍パスタでも食べて。

私はひとり時間が欲しいから

21時前後息子が寝る頃に帰宅します。」

 

パートナーが17時台に帰宅するので

思い切って逃げました。笑

 

逃げ先はショッピングモール。

フードコートでおひとり様ご飯を食べて

その後はサンマルクに。

株主優待で20%割引もきくし

書籍を持ち込んでゆっくり”静かに”過ごしました。

f:id:hikarupika:20220603155447j:image

 

不思議なもので

こんなちょっとしたことで

ストレスは少し発散できるのですね。

(読んだ本の影響もあるかも?)

帰宅する頃には気持ちが穏やかになっていました。

 

パートナーも

「いつも本当にありがとう。

これから週に1~2回

こんな日を作ってもいいからね」

と笑顔迎えてくれて相変わらず優しい。

 

仕事で出掛けたと信じてる息子は

「ぴかちゃん、おかえりーーー!

僕ちゃんと一人でお留守番できたよ!」

と嬉しそうに出迎えてくれるし

これは悪くないアイデアです。

 

これを

パートナーや息子に悪いと思い

無理して頑張ると

きっといつか爆発してしまう。

 

世の中のお母様方を心から尊敬するこの頃。

子育てできる人って素晴らしいです。

 

私はやっぱり

「親戚のおばちゃん」

くらいの距離感がちょうどいいな~と思うのでした。

 

そうは言っても

日々、母業は続くのですが。

こんなおしゃべりしてくれるのも

あと数年かな?

そう思い、また頑張るさ!

 

それではまた。

 

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私のセミリタイア生活は【地下経済】で成り立っている

私のセミリタイア生活のスタイルは

一般的なFIRE民とはちょっと異なるかもしれません。

 

私はどちらかというと「サイドFIRE」

の部類に入るかもしれませんが

私の投資による配当収入なんて年に1~3万。

株主優待で年間計1万円程度の割引券や商品券程度。

総資産の20%くらいしか資産運用していませんし

それもインデックス投信が今はメインです。

 

労働収入や事業収入と言ったって

ブログは月に30円~100円程度の収益ですし

通訳や翻訳の仕事だって

入れば大きいですが滅多に入りません。

 

しかし私には合法的な【地下経済】というものがあります。

 

いわゆる違法の取引等とは全く異なり

ただ単純に「政府が把握しきれない経済活動」です。

 

例えば先週末。

親戚から合計600キロの運転と洗車を頼まれました。

頼まれごとの報酬は夕飯の食材や和菓子。

そして今回は笑えることに

「長距離で疲れたからマッサージに行こう!」

と、一緒にマッサージに連れてってもらい

自分では贅沢すぎて行かないだろうマッサージを堪能し

マッサージ代金を支払ってもらえました。

 

また昨日は近所のおじちゃんから

「食べきれない野菜と果物ドアノブに掛けといたから!」

と、トウモロコシなどをゲット。

 

またまた同じアパートに住む人から

「このお菓子食べないから子どもにあげて」

チップスターを5個もらい

そして私も、もらいもので飲まないだろう

発泡酒を2本お礼で渡したり。

 

私は労働収入や投資収入こそ本当に少ないものの

「お礼」や「おすそ分け」と言った名目で

本当にたくさんの食材や日用品などをいただけます。

 

hikarupika.hatenablog.com

 

またパートナーとの関係も

ある意味「助け合い」が成り立っています。

 

私はパートナーの借金返済をはじめ、

車購入や学費支払で計600万以上を既に投資済。

 

これで逃げられたら大きな損失にはなりますが(笑)

この投資によりパートナーには

学校卒業後には生活費分を働いてもらうという

取り決めをしています。

 

hikarupika.hatenablog.com

 

そのおかげで

私は「リタイアしても何とかなるだろう」

という精神的な安定をもらい

将来的には生活費を月5万程度援助してもらおうというわけです。

ま、単純に「貸した600万を10年かけて返済をしてもらう」

とも言えますが。笑

 

それにしても最近本当に感じる事は

最初に書いた親戚や近所の人たちとの

「あげる」「もらう」というやりとりで

ほぼ生活が成り立ってしまうという不思議さ。

 

人は自分が何かを多く持っていると

人に提供したくなるものなのでしょうか?

 

私は「時間」がたくさんあるから時間を提供し

(対パートナーとは「お金」を提供しましたが。笑)

近所のおじちゃんは野菜や果物が余るから提供してくれ

親戚は適度に裕福だから私が欲する物を提供してくれる。

 

自分が”あげて”も負担にならないものを

互いに提供し合うことで

互いに「かゆいところに手が届く」助け合いをしている。

 

そしてここには「現金支払」は行われていない。

つまり地下経済が成り立っているというわけです。

 

お金を使わないのに生活するのに必要な物は揃う。

時々マッサージなんて贅沢も味わえる。

あら不思議。

この令和の時代、それほど田舎でもないこの地方都市で

(一応県庁所在地の地方都市です)

昔の「物々交換」のようなことが成立しちゃうのです。

 

もちろん、これには忘れちゃいけないポイントがあります。

それは何かと言うと...

「先に喜んで誰かに何かを”あげ”まくること」かな。

それは自分にとって不要な物でもいいし

得意なことで人を助けることでもいい。

見返りなんか考えず、ひたすら喜んでもらう。

そうすると、ある程度の時間がたつと

今度は自分の手元に何かの形で戻ってきちゃうのです。

 

実際に体感できるまで正直時間はかかります。

でもその「結果」を求めて行動したのでなく

私は人が喜ぶ事が嬉しくて余ってるものを提供しただけ。

だから最初から何かを期待していたわけじゃないので

ノーリスクだったわけです。

 

来週は「大きくなった観葉植物の植え替え」という

お手伝いが入っています。

 

私は初めての経験なのでいい勉強になります。

 

それではまた。

 

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