こんな私たちにも見栄があったと気付く【車編】
最近、パートナーと車の買い換えについて話をします。
現在の軽自動車は10年目。距離はまだそこまで走ってはいませんが、
次回の車検を受けるかどうか、いろいろ悩んだりしています。
これはまだ1年前の話なのですが、
次の車は何が乗りたいか、二人で意見を出し合っていた頃、
ディーラーに行ったり、試乗したり、まぁ忙しく動きました。
そして結論として出たのは「プジョー2008」でした。
二人で試乗もし見積もりも取り、ワクワク。
やっぱりワクワクする一番好きな車に乗らなきゃね~
せっかく仕事も頑張ってるんだし。
まぁそんな思考でした。
でもこの一年間に様々なFIRE関連本を読み、
ホリエモンの持ち家や車を所有することに対する考え方や、
先日紹介した稲垣えみ子さんの著書を読み返していくうちに、
私は色々考えたんです。
なぜこの車に乗りたいのか。
そして究極の質問をしてみました。
「無人島でたった一人でも、この車に乗る?」
そこでやっと、というか、自分に見栄があることに気付きました。
職場の人や、パートナーの元結婚相手に今が幸せだと見せつけたいとか、
豊かな生活をしており、キラキラ輝いているように見られたいとか、
笑っちゃいますけど、結局プジョー2008に乗っている自分に、
憧れや、夢や、希望を抱いたわけです。
簡単に言うと、人から「羨ましい」って思われたかったのです。
あぁ恥ずかしい。心底思いました。
そしてパートナーに白状しました。私の汚く恥ずかしく情けない承認欲求。
パートナーも最初こそ「でも乗りたいのに!我慢したくない」と言いましたが、
パートナーも時間の経過と共に、言うようになりました。
「なんか車は乗れればなんでもよくなってきた。
結局自分も元結婚相手とか、その周りの人に今の方が幸せだと、
見せつけてやりたかっただけかもしれない。」と。
そこで、新たに次の車を探し始めたのです。
段々とレベルを落としていき、自分達にとって何が必要なのか、
そこをしっかり考えようとしたわけです。
そしてものすごい面白い発想が出てきました。
「お金がなさそうに見えて、荷物がたくさんのる便利な車。
これで仕事もしてそうだし、絶対にお金持ちに見られない。これだ!」
スズキのエブリィバンです。
誤解がないよう言っておきますが、バカにしているわけではありません。
本気で、この車は実はものすごくコスパが良く、
私たちの見栄や承認欲求を完全になくしたものの結果だと思ったのです。
実際にまだ購入は決めていません。
もう一つの選択肢は、今の軽自動車を最低15年乗り続けるという方法。
そして更に、車を廃棄し自転車にしてしまう方法など、
私の体調や今後の収入によって臨機応変に考える必要があると思います。
しかし、面白いものですね。
人間の見栄や承認欲求って、自分でもなかなか気付けない。
私たちは世間との比較、見栄、承認欲求などに、
いったいいくらのコストを使っているでしょうか。
考えるとゾッとします。
こんなことをいっている最中なのですが、
ほんの小さな「承認欲求」を今日満たしてもらいました。
結婚はしていませんが、指輪が欲しかったのです。
いかにも結婚指輪ってやつじゃなくても、
二人は一緒に生きていくって約束したんだという、
何か形として残る物が欲しくて。そんな部分女子だなって思います。笑
そして一般的に考えるとだいぶ安物にはなってしまうのですが、
二人合わせて合計4万超の指輪を今日買いました。
私はイエローゴールド、パートナーはプラチナ。
グラム数も少なく、閉店セールでとても安く手に入りました。
些細なことですが、ものすごく嬉しかったです。
それではまた。