ピアノとリタイア生活
パートナーの息子が小学校入学となり、
今までの保育園とは違い、昼過ぎに帰ってくることになります。
自分時間が減り、ストレスがたまる事を心配したパートナーが
「今日はゆっくり自分の好きなことをして楽しんで」と。
お言葉に甘え、値上げ前のスターバックスで、
読みたかった本をゆっくり読んでいます。
この本の著者「稲垣えみ子」さんは、
かの有名な「魂の退職」という書籍で出会いました。
私がアーリーリタイアしたいと思いが強くなった本でもあり、
今でも人生のバイブル本として、本棚に丁寧に置いてあります。
その稲垣えみ子さんが、今度はピアノを始めた？
これは...買わないわけにいかない。
と、購入しゆっくり読める日を楽しみに待っていたのです。
実は、私。ピアノが大好きです。
しかし、実は、私。ピアノを習ったことがありません。
小学校の頃に近所の友達に誘われて、
エレクトーンを習った時期はありましたが、ほんの数年。
しかし、音楽そのものが好きなので、
高校生の時に親に頼み込み今度はギターを習わせてもらったり、
なかなか継続しないくせに、とにかく音楽が好き。
そして実は、パートナーはピアノが上手い。
ピアノで食べていけるほどではありませんが、
子どもの頃からずっと続け、趣味で今でも楽しむ人。
ここで正直に告白すると...
パートナーを好きになったキッカケが実はピアノ。
私より太く長い、でもしなやかで優しく強くピアノを奏でる指。
ピアノは弾けないけど大好きな私と、
ピアノが根っから好きなパートナーは、
音楽という共通の趣味を通じて出会いました。
ショパンやリストの曲を熱く語れる人がいることが嬉しくて、
出会った頃パートナーとの会話が楽しくて仕方なかったのです。
その頃、まだパートナーとお付き合いすらしてませんでしたが、
あまりにもピアノの話に熱中し楽しめる相手ができたことで、
私の中で眠っていたピアノ熱が爆発し、
弾けないくせに、本物のピアノを購入してしまった私。笑
（今はアパートですので、ピアノは実家にあります）
車以外の大きな出費でした。
そして今日に至るまでの数年で、
ずっと憧れていた曲を1曲だけ、
自己流ではありますが演奏できるようになったのです。
そして2週間程前でしたでしょうか。
世界フィギュアを見ていた時に聴いた曲がとても綺麗で、
「あ、この曲弾いてみたい」と直感で思いました。
「River Flows in You」という曲なのですが、
早速楽譜をダウンロードしパートナーに見せると、
じゃあ弾くためにぴかの実家に行こう！と。
ものの30分程度で美しく見事に弾いてくれて...
私も弾きたーーーーーーい！
（でも私はきっと最低1年はかかります。苦笑）
と、最近ピアノ熱が再発しているのです。
なぜ、左手と右手のタッチの強弱がそんなに上手にできるのか？
単純な質問をパートナーにしてみると、
「楽譜を見て”歌いたい”と思う旋律を決めるからだよ」
と言う答えにハッした私なのですが、
この書籍の中にも同じようなことが書かれている箇所があり、
ピアノを演奏する人が持っている感性に、
改めて羨望や尊敬を抱かずにはいられないのです。
学びのために読む本もたくさんありますが、
まるで美味しいデザートのように
「贅沢に堪能する」
そんな読書は久々です。
さわやかな春の日差しの中、
とても素敵な時間を過ごしています。
それではまた。
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