退職すると失うことになる賃金等
予定外の突発性難聴で一時的に休職することになり、
まだ5~10年後前後の予定をしていたセミリタイア生活を
考え直すことになりました。
まずは、例えば50歳で退職しリタイア生活をする予定だったとし、
この10年に失うことになる労働収入等を考えてみました。
以前のブログで触れましたが、
私は昨年自ら管理職を辞めさせてもらいました。
そんな理由から、今後10年の賃金はある程度予想でき、
10年間大きく賃金が伸びることがないと思うのです。
なのでおおまかな予想は下記の通りです。
手取り給与(月)25万円
ボーナス(年間)70万円
毎年370万円の手取り収入が消えることとなり、
10年間で3,700万円を失います。
また今後10年間働くことで退職金も加算されることになり、
会社の規定通りにいけば、800万円くらいの退職金が見込まれます。
つまり合計4,500万円の見込み収入を今後10年失うことになるのです。
厳密に言うと、厚生年金の加入を続けることによって、
老齢年金の支給額も変わってきますが、そこは今回は計算しません。
しかし、この2年間ほどの生活を見ていると、
パートナーの収入15~18万くらいで生活できる月も多く、
実際、年間300~350万ほど貯蓄できていました。
つまり、私がこのまま働けば単純に収入はそのまま貯蓄でき、
もちろん全額貯蓄ではなく、多くは運用する予定ですので、
50歳で1億円の資産があると想像できます。
私は現在の生活レベルでとても満足しており、
50歳で1億円あって、どうするの?
これが最近思った率直な感想です。
100歩譲って、今後子どもにいろいろお金がかかるとしましょう。
子どもを大学卒業させるまで1,000万~2,000万は必要だとか、
世の中雑誌やいろんな情報が流れてはおります。
しかしそれって、俗に言う
「いい学校に行って就職するには必要な教育資金」ですよね?
息子も(パートナーの子)以前はパートナーの価値観である
「世間並み」に合わせるため、私と一緒になった頃は、
子どもにいろいろと習い事をさせておりました。
3歳から英語、4歳から音楽教室、5歳からサッカー教室。
そしてプールを始めようとか、自宅でできる通信学習だとか...
私もしばらくはパートナーの言い分を聞き習い事を続けさせていました。
ところが、どう見ても、息子が好きでやっているようには見えなかった。
本気で英語をやらせたいなら、英語しか話さない環境で生活するべきだし、
週に1~2度教室に通わせるのは、親のエゴや見栄としか私は思えませんでした。
だってそんなんで英語が話せるわけないですから。
もちろんこれは私の考えであり、英語教室を否定しているわけじゃないです。
私なら、例えば20歳過ぎて本人が本気で英語をやりたいなら、
ワーキングホリデーなどで英語圏に行けばいいと思います。
親のお金で行くわけでもないので、やるならきっと本人も本気でやるでしょう。
異文化に触れ、外国で生活する経験は、語学以上の宝になるでしょう。
そんな理由で、しばらく息子の様子を見ておりましたが、
全ての習い事は本人が好きでやっていたわけでもなく、
またそれに普通とは違う才能があるとも思えませんでした。
だとしたら、やらせるのはただの親のエゴと見栄です。
意味ないです。
そんな理由で習い事は全て辞めました。
ただ、今後本人が本当に好きでやりたいことが見つかれば、
その時は全力で応援しようとは思っています。
まだ不確定ではありますが学習障害(LD)の可能性もあります。
だったらなおさらです。
私は本人にとって学習が困難であれば中卒だっていいと思っています。
大人になって勉強したいものができれば、方法はいくらでもある。
そんなわけで、教育資金に1,000万だとか準備する必要は今はなく、
もし必要になったらその時、また就職する方法もあると考えています。
年収1,000万の人は、裕福な生活をし、
子どもに十分な教育を提供できるから、子どももまた裕福になる。
そんな定説もあると聞きますが、
本当に裕福な人とは、「満足してる人」のことです。
現状に満足できないことが「貧乏」なのです。
裕福と言われる生活をしていても、
「もっと欲しい」と思い続ければずっと満たされないのです。
これは学校では教えてもらえないことです。
マイホームを買うことも、外車に乗ることも、
子どもを私立に行かせ有名大学に行かせることも、
それはあくまでも、この資本主義社会の経済成長に乗せられてる生き方。
それも1つの生き方で否定はしません。
ただ、私はそんな生き方に魅力を感じません。
話はそれてしまいましたが、
50歳で1億円。私には不要です。
なので、この休職を機にセミリタイアか、
もしくは完全リタイアすら可能かもしれないと思い始めました。
療養しながら、今後のこともゆっくり考えてみようと思います。
それではまた。