利己主義ばかりの自分が嫌になる

最近の出来事で、私は結局利己主義だと自己嫌悪に陥ることがありました。

心静かになれる環境で、じっくりと自分の思考を考えてみたんです。

 

私たちは誰かの為だと思って自己犠牲していたり、

誰かが喜ぶと勝手に思い込み行動してないでしょうか?

これはあくまでも「事例」ですが、例えば...

 

・収入がアップすれば家族を幸せにできると思い嫌なことを我慢する。

・パートナーが喜ぶと思い、デザート等を買って帰る。

・子どもが喜ぶと思い旅行を計画する。

・パートナーが好きな夕食を頑張って用意したのに他のことで文句を言われた。

 

本当に例えばですが、こんなことって皆さん経験ないですか?

そこでです。問題は家族が素直に喜んでくれればいいのですが、

自分が思っていた反応と異なった時、私たちはどんな気持ちになるでしょう。

 

家族のために頑張って残業したのに、

残業して返ったら「おかえり」と言ってもらえず、

自分でレンチンして一人さみしく夕食を食べる。

「家族のためにこんなに頑張ったのに」と腹を立てたり、

 

例えばチーズケーキ好きの妻の為に、

仕事帰り疲れていたけどわざわざチーズケーキを買いに行ったのに、

「ここのチーズケーキは評判良くないのよね」

とケチをつけられ、イラッとしたり、

 

本当はゆっくり休みたかった連休に、

わざわざ子どもの為にテーマパークに行く旅行を計画したけれど、

「つまらない。家でゲームしてる方が楽しい」と文句を言われ、

家族全員車内で寝る中、一人眠気と戦い車を運転していて、

「クソッ!こんなことなら2度と旅行なんか行きたくないわ!」

と苛ついてしまったり、

 

パートナーが好きな手の込んだ夕食を用意していたら、

あっという間に時間がたち、洗濯物をたたむ時間がなくなってしまい、

散らかった部屋に帰ってきたパートナーが

夕飯を喜んでくれるどころか、部屋が散らかっていることに文句を言い、

黙って会話のない夕食になり、ひどく落ち込んだ。

 

これはあくまでも事例であり、ちょっと大げさに書きましたが、

ようは、自分が勝手に誰かの為にしてあげたいと思いしたことが、

その相手が喜んでくれないと怒ったり悲しんだりする。

そういうことってないでしょうか?

それが今回私の自己嫌悪に陥った大きなポイントです。

 

悲しくなり、イライラしている自分が少し落ち着き、

自分に質問してみたんです。

「これってそもそも○○に望まれてやったことだろうか?」

よく考えてみたら、私が勝手に喜んでもらえると思い込んで、

勝手に頑張ってしまったことでした。

そして文句を言われ、イライラし、相手を責めてしまった。

 

よくよく考えてみれば、

相手にとってはいい迷惑です。

「頼んでもないのに、勝手にやったくせに!」

そう叫んだとしても、仕方のないことかもしれません。

 

勉強やる気のない子どもの将来の為に塾に入れて、

なんとか私立大学に進学させた。

高い学費を払い続けたのに、なんと数年で中退してしまった。

「誰のためにこんな大金を使ったと思ってるんだ!」

と、親は絶対に言うべきじゃない。

だって、子どもは親にお願いしてないでしょって話し。

子どもからしたら「親の都合で怒られてるだけ」の気の毒な状態。

 

事柄は複雑です。

誕生日に喜んでもらえると思ったプレゼント、

「これが欲しかったわけじゃない」と喧嘩できればまだいい。

相手は心の中でそう思いながら、演技で大げさに喜ぶ。

そんなことを繰り返していたら、どこかで不満爆発しちゃうでしょうね。

 

私はエゴが強く、利己主義の言動が多い。

今回深く深く反省した出来事がありました。

でも、それを避けるために一人になると、

私は結局一人では何も楽しくない、できない怠惰な人なだけ。

「なんなんだ!こんなくそ自分」と、思います。本当に。

 

会社では部下、従業員などの役割があり、

家庭では夫、妻、父、母、子どもなどの役割があり、

地域社会や、友人関係、親戚関係の中にも役割があります。

私たちは同時にいくつもの役割を必死で生きてるわけです。

時々、疲れます。

全部やめたくなってしまうことすらあります。笑

 

けれど結局、人は人との関係性の中で生きていくのです。

私は自閉スペクトラム症ではありますが、

周りに誰も人がいなければ、生きていくことはできないです。

やはり家族やパートナーが必要で、支えられているのです。

 

「相手が喜ぶことをする」

 

この難しさ、半端ない。

たとえ喜んでもらえなかったとしても、

「これは私が勝手に相手にやりたかっただけ」

そう思えるかどうか。

 

それが、今後私が誰かの為に動くときに考える大切なポイント。

自分がやりたいことをする。

これが、相手を責めることなくうまくいく方法だと感じました。

 

それでは、また。