退職願を書くとなぜか少し揺れ動く心

休職のつもりで休み始めた夏頃から気付いたらもう冬。

退職する決心はとっくについて、ただ、いろいろとタイミングを見計らい、

そろそろ退職願を提出しようと、退職願を書きました。

 

すると、本当に不思議なのですが、

何も1ミリも未練のないはずの職場や仕事に対し、

「本当に辞めていいの?もう2度と戻れないんだよ?」と、

心が揺れ動くのを感じました。

 

転職組とはいえ、なかなか簡単には入社できない部署での仕事。

これから同じ仕事を他の会社で見つけることはほぼ不可能。

退職をしたら、もし何か仕事をしたいと思っても、

もう同じ仕事はないと思った方がいいし、給与だって今ほどもらえない。

突然、ポジションや給与が惜しくなった自分がいました。

片道切符の怖さというのでしょうか。

辞めろと言われていないのに、敢えて自分から辞めて後悔しないのか。

心は揺れ動くのです。

 

とはいえ、とりあえず書き上げました。

あとは上司に添付する手紙を仕上げ、送付するのみ。

その前に、上司には電話等で事情を話し意思を明確に伝えなければいけません。

それとなく「退職」の意向は伝えてあるので、大丈夫だとは思いますが...

 

リタイアした諸先輩方のブログを見ていると、

「辞めてよかった!」という人がほとんどで、

(もしかして後悔する人はそもそもブログなんてやってないか?笑)

きっと自分も辞めて心も晴れやかにスッキリすると思ってはいるのですが、

突然未練を感じてしまったわけです。

 

給料という毎月安定した収入の魔力ですね。

これは本当に恐ろしい。人を拘束する力をものすごく持っていて、

自由になる選択肢を奪う恐ろしい魔力です。

たとえそれが高給取りでないとしても、たかが年収400万円台なのにです。

それなりの資産があり目処がたっていても、

毎月の安定した収入を失うのはこんなに怖いものかと、自分が驚いています。

 

先の見えない片道切符を買う準備は万端だけれど、

本当に買って乗車してしまうのが怖くて不安。

そんな状況です。

 

ただ冷静に考えると、2度とあの職場には戻りたくない。

人間関係は決して悪くなかったですが、

発達障害の私にはストレスが本当に大きかったです。

家で籠もってたい。家族や数少ない友人のみと関わっていたい。

社会生活が苦手なので仕方ありません。

 

退職したらブログのタイトルも合わなくなりますね。

「めざす」のはもう終わるわけですから。

 

40歳でFIRE達成。

おそらくこうなる現実は近いはずです。

大丈夫だ。なんとかなるし、必要以上のお金のためにストレスをためて

働くなんておかしい。自由になっていいんだよ。

そう自分に言い聞かせ、送付する実行日まで数日間過ごします。